小学生の英語学習に”諦め”が必要なポイント
2016/03/09
こんにちは!ここのところ、氷点下21度と凍りつく気温でしたが、今日は暖かくて気持ちが良いです(^^♪
さて、昨日は完璧な英語を諦めることが大切だと最後にお伝えしました。
今日はそのことについて、6年以上奮闘している私の経験を通して、お伝えしていきたいと思います。
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では、”英語ができる”とはどういう定義なのでしょうか?
英語ができると一言で言っても、人それぞれレベルが違うと思います。
日本語が母国語で、英語が第2言語の人は、以下のようにレベルが分かれてきます。
1.英語の読み書きができる
2.英語が日常会話レベルで話せる
3.英語を使ってビジネスができるレベルで話せる
4.英語の読み書きができ、日常会話レベルで話せる
5.英語の読み書きができ、ビジネスができるレベルで話せる
もっと細かく分けようと思えばできますが、大まかに分けると”読み書き”と”会話”の2つの柱に分かれ、それぞれがどれくいのレベルであるかによって違います。
No.5のように英語の読み書きができビジネスができるレベルで話せるようになるには、何十年もの長い努力が必要となってきます。
今お子さんが小学生の年齢だと、英語の読み書きができ、英語を使ってある程度日常会話ができる、というのが多くの小学生ママさんの願いではないでしょうか?
ここで”前向きな諦め(=選択)”を受け入れて欲しいのです。
自分の願い通りにしようと思うと、毎日最低2〜3時間は英語に没頭し、英会話教室に頻繁に通わせるか、英語のみを使うインターナショナルの学校に入れるか、親がずっと英語のみを家庭で使うかという努力が最低限必要となってきます。
女性は、人生の中で賢く選択をして生きていかなければなりません。
なぜなら、出産できるのは女性のみだからです。
仕事を選ぶのか、結婚を選ぶのか、子育てに集中するのか、子育てと仕事を両立させるのか、自分たちのおかれた環境で一番いい選択を女性はしていかなければなりません。
何かを選ぶことで、犠牲になることがたくさん私達女性にはあるのではないでしょうか。
私の選択には、必ず妥協と犠牲がついています^^!
お子さんの英語のレベルや学習方法も、そういった選択(=前向きな諦め)を周囲(友人や情報)に振り回されることなく、自分の置かれた環境に当てはめて選んでいく必要があります。
毎年どのレベルの学習方法が、ご自身のライフスタイルにとってもお子さんにとっても一番か、という選択ができたら、それに向かって少しずつ子供と一緒に進んでいったらいいのです。
子供にとってもご自身にとっても無理のない選択をすることが、大切な事であると思います。
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ここで、私の小学1年生の息子の日本語学習についてお話します。
アメリカで生まれ育っており、父親がアメリカ人ですので、英語が母国語で日本語が第2言語となります。
日本の皆さんとは、英語と日本語が反対の立場になります。
もともと3歳になってもほとんど言葉がしゃべれないという遅れがあったので、彼が小学1年生になったときは他の生徒よりも英語でもかなりの遅れがありました。
日本語も英語のように身につけさせたいという私の思いで、彼が幼稚園の頃から学研の教材を日本から毎月取り寄せて、問題集をやったり、ひらがなの読み書きができるようにさせていました。
しかし小学校を堺に、子供の英語の遅れを取り戻すための選択(=諦め)を私は決断しました。
アメリカにいる限り英語が最も大事な言語、英語の勉強に集中するために日本語の勉強を少しストップしてみよう、という選択でした。
日本語の本の読み聞かせは全てやめて、私自信の英語の練習も兼ねて、英語の本のみを読み聞かせるようにしました。
彼の努力もあって、半年後の今はみるみる成長し、特に”読み”はレベル以上だと先生が褒めてくれています。
子供の頭はスポンジのようだといいますが、やろうと集中すると、半年あれば大人とは比べようにならないスピードで成長していきます。
と同時に半年あれば、完全に忘れてしまうこともあるのです。
英語が上達したのと反比例に、彼の日本語は後退してしまいました。
でもそれでいいのだと思えるようになりました。
日本語が上手なバイリンガルを見ると以前は焦りを感じたことがありましたが、今では不安も焦りもありません。
なぜなら、子供はやろうと思ったら半年〜1年で変われるからです。
今は子供にとって何が一番重要であるか、負担を掛け過ぎていないか、を常に考えて柔軟に選択をしていくのが親の努めだと思います。
そして、諦めないということです。
細くてもいいので、長く長くやり続けることです。
日本語が後退してしまいましたが、週末に時々日本語のテキストをやらせたり、日本語のゲームをやらせたりしています。
ひらがなをまず習得させ、本読みができるようになったら、次はカタカナというようにゆっくりと何度も重ねながらやっていく予定です。
英語も話せるバイリンガルに育てるのは、今後日本人にとって大変重要なことです。
“諦め=何もしない”ではなく、少しずつでも毎日の生活の中に英語を取り入れてみる。
そして、子供が羽ばたく時に最低限の道具や方向性になるものを身につけておいてあげる、という気持で取り組んでいったらいいのではないでしょうか。
早い時期から始めたほうがいい、というのは私も同感ですが、小学校のいつからでも始められます。
“前向きな諦め”を受け入れて、楽しくのびのびと小学生の英語学習をしていけるといいですね^^
明日は、小学生の英語学習何からはじめたらいいか、についてお伝えしていきたいと思います。
長々と読んでくださってありがとうございました!
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